もひとつ韓国映画「八月のクリスマス」
2003年2月19日「八月のクリスマス」
■キャスト
ジョンウォン ハン・ソッキュ
タリム シム・ウナ
■スタッフ
監督 ホ・ジノ
脚本 オ・スンウク/シン・ドンファン/ホ・ジノ
音楽 チョ・ソンウ
1998年/韓国作品
写真館を営む青年ジョンウォン(ハン・ソッキュ)は、病に冒され死を宣告されているが、取り乱すことなく、暮らしている。写真館には、好きな女の子の写真を引伸しにくる小学生や、口うるさいおばさんでにぎわっている。駐車違反取締官のタリム(シム・ウナ)も、違反車の写真を現像するために店にやってくる。タリムは穏やかなジョンウォンに親近感を感じ、デートを重ね、惹かれる合う。だが、いよいよ死期が近付いていると悟ったジョンウォンは、タリムの前から姿を消して・・・
また韓国映画で、せつないラブ・ストーリーを見た。不治の病におかされているジョンウォンと、明るくて元気なタリムの話なんだけど、実は、大した進展はないんだよね。(笑)ただ、何回か会って、心を通わせて。でも、お互い「好き」とか「愛してる」とは言わないんだよね。ずっと、心に秘めたまま。結局、タリムはジョンウォンが病気で、死んだことも知らないままなんだけど、淡々とした展開のせいか、あまり「悲劇」って感じではなかったな。無理に泣かせようという演出もなかったし。今、「高校教師」では、藤木直人が、死を目前にして、悩んで、ときどき、慟哭したりしてるけど、あんな見ていて痛々しい感じではなく、「え?この人病気なの?」ってくらい、普通に生活している感じ。でも、ところどころに、さりげなく死への恐怖も描かれていて、(たとえば、夜中に雷が鳴って、怖くなってお父さんの布団にはいっちゃったりとか。)それが、かえってジョンウォンの内に秘めてある、孤独とか寂しさ、死への恐怖がよく伝わってきた。それから、ジョンウォンが写真屋ってところもよかった。自分で自分の葬式用の写真とるところなんか、本当に悲しかった。ラストに、タリムの写真が店のガラスに飾ってあることで、ジョンウォンのタリムへの愛が、はっきりわかるというのもよかったなあ。ハン・ソキッシュは「シュリ」のときはめちゃめちゃかっこよかったけど、今回は普通の人(笑)。でもでも、その普通っぽさがかえってよかったりする。全体的には、二人の愛やジョンウォンの死をべらべらしゃべったり、大仰な演出なしで、さりげなく表現しているところが、余計にこの映画をピュアなラブ・ストーリーに仕上げていると思う。
■キャスト
ジョンウォン ハン・ソッキュ
タリム シム・ウナ
■スタッフ
監督 ホ・ジノ
脚本 オ・スンウク/シン・ドンファン/ホ・ジノ
音楽 チョ・ソンウ
1998年/韓国作品
写真館を営む青年ジョンウォン(ハン・ソッキュ)は、病に冒され死を宣告されているが、取り乱すことなく、暮らしている。写真館には、好きな女の子の写真を引伸しにくる小学生や、口うるさいおばさんでにぎわっている。駐車違反取締官のタリム(シム・ウナ)も、違反車の写真を現像するために店にやってくる。タリムは穏やかなジョンウォンに親近感を感じ、デートを重ね、惹かれる合う。だが、いよいよ死期が近付いていると悟ったジョンウォンは、タリムの前から姿を消して・・・
また韓国映画で、せつないラブ・ストーリーを見た。不治の病におかされているジョンウォンと、明るくて元気なタリムの話なんだけど、実は、大した進展はないんだよね。(笑)ただ、何回か会って、心を通わせて。でも、お互い「好き」とか「愛してる」とは言わないんだよね。ずっと、心に秘めたまま。結局、タリムはジョンウォンが病気で、死んだことも知らないままなんだけど、淡々とした展開のせいか、あまり「悲劇」って感じではなかったな。無理に泣かせようという演出もなかったし。今、「高校教師」では、藤木直人が、死を目前にして、悩んで、ときどき、慟哭したりしてるけど、あんな見ていて痛々しい感じではなく、「え?この人病気なの?」ってくらい、普通に生活している感じ。でも、ところどころに、さりげなく死への恐怖も描かれていて、(たとえば、夜中に雷が鳴って、怖くなってお父さんの布団にはいっちゃったりとか。)それが、かえってジョンウォンの内に秘めてある、孤独とか寂しさ、死への恐怖がよく伝わってきた。それから、ジョンウォンが写真屋ってところもよかった。自分で自分の葬式用の写真とるところなんか、本当に悲しかった。ラストに、タリムの写真が店のガラスに飾ってあることで、ジョンウォンのタリムへの愛が、はっきりわかるというのもよかったなあ。ハン・ソキッシュは「シュリ」のときはめちゃめちゃかっこよかったけど、今回は普通の人(笑)。でもでも、その普通っぽさがかえってよかったりする。全体的には、二人の愛やジョンウォンの死をべらべらしゃべったり、大仰な演出なしで、さりげなく表現しているところが、余計にこの映画をピュアなラブ・ストーリーに仕上げていると思う。
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