週末の過ごし方

2003年3月3日
あー!!一週間もさぼってる・・

<金曜日>
金曜ロードショーで「JSA」を見る。「シュリ」と同じ38度線がテーマだが、こっちのほうがよりテーマが重く、緊迫感をもっていた。友情は国境を越える、でも、お互いの民族意識は変えられず、そこにどうしようもない悲壮感が漂っていた。私たち日本人は、島国気質のせいか、「汚点」は時間で解決できるという比較的楽観的な歴史観のせいか、なかなかこういうことは理解しがたいんだけど、拉致問題にしても他の北朝鮮問題にしても、簡単には解決策はみつからないということは、すごく伝わる。だからこそ、すぐに武力行使、とうわけにもいかないし、それかといって、平和主義だけの立場からとって、武力行使反対!!とすぐ声高にさ叫べるかというのも疑問。(もちろん、戦争はいけないですが・・・)
ソン・ガンホの演技がとても光っていた。「シュリ」でも、主演のハン・ソキッシュよりも(もちろん、この人もかっこいいが)ソン・ガンホのほうが好きだったなあ。あと、イ・ヨンエとってもきれい。「めざまし」の軽部さんが夢中になるのよくわかる。

<土曜日>
「RAG FAIR」のコンサートに行った。席は二階席の後ろのほうだったけど、ホールの性質のせいか、しっかりとステージが見れてうれしかった。実は、曲ほとんど知らなかったけど、彼らの歌唱力のおかげもあって、とても楽しめた。おっくんのボイパーはすごかった。しゃべりもうまいし。他の人の曲も歌ってくれておねえさんは安心して楽しめた。加藤君のMCが感動もので、レオ君が高校の先輩で、一回だけカラオケに行ったときの歌が印象に残って、そのことを何年後かに思い出して、今のメンバーになったことを話してくれ、「あのときのカラオケがなっかたら、今のRAG FAIRはなかった、これは素晴らしい運命だったと思う」といったとき、ファンの女の子たち、大泣き。私もちょいとうるっときてしまった。そして、私の今までの人生(たいしたもんではないが)を思いだして、「自分もほんのちょっとしたことがきっかけで、そしてそれがつもりつもって、今の自分があるのだ」と思うと、その運命というもののすごさを思い知り、そして、自分はこれでいいんだ、後悔はない、と思った。

<日曜日>
「僕の生きる道」を二週分、友達からビデオを借りてみた。これまた、感動。剛がお母さんに病気を告白するところなんか、うるうる。「将来のために今があるんじゃない」まさに、そうだ。前の私だったら、「将来のために」色々今したいことを我慢していた。でも、そうじゃない。将来っていうのは、結局、「今」の積み重ねなんだ。(by一条ゆかり)横山剣も似たようなこと今朝言ってたなあ。「今」を大事に生きれない人間が、「将来」大きなことができるわけないんだ。私は、仕事に対して色々悩んだりしていたけど、今、したいことがあって、(でも、人からみたらそれはつまんないことだけど)それには、たくさんのお金がいる、だから、仕事をする、それでいいじゃないか、と思えるようになってきた。そうすると、あら、不思議。仕事がおもしろくなってきた。

なんか、趣旨とかけはなれてしまったなあ。

四季・奈津子

2003年2月24日
「四季・奈津子」 五木寛之

私はこの本をいったい何回読み返しただろう。たぶん、今回で5回目くらいだと思う。この作品が書かれたのは20年以上前なんだけど、今、読んでも私は新鮮に感じる。それは、奈津子という女性の魅力にあるだろう。

小峰家の四姉妹の次女の奈津子は、カメラマン中垣昇と出会い、故郷や恋人を捨てて、東京へ旅立つ。そこで、詩人の金子貞生やふわふわと何の執着もなく生きるケイとであい、奈津子は大きく変わっていく。

奈津子は自由奔放で、行動的。そして、「大人になりたくない」。奈津子と私の年齢は同じなので、奈津子の気持ちがよくわかるし、ここまで行動できたら、とうらやましく思う。奈津子は自分の生き方に対して、どこかしら疑問を感じていた。長くつきあっている恋人との約束された安定した、幸福な結婚。しかし、それが現実に目の前に用意されたとき、奈津子はそれを拒否し、新たな可能性を求め、東京へ飛び立つ。

自分の人生ってなんだろ?どう生きていけばいいんだろう?って、私はいつも思う。でも、そんなの考えたって、答えは出ない。奈津子におおきな影響を与えるケイは、将来がどうとか考えず、今自分がこうしたい、ということを優先し、自分のものさしで行動していく。だから、お金もものも持たない。でも、ケイはすごく魅力がある。こんな人、絶対、現実にはいないだろうけど・・・。

生きるということについて考えることは、死を考えることと等しい、とこの作品は言っているようだ。「生き方」をテーマにしながらも、この作品の中には、「死」という言葉がよく出てくる。病院に入院している、情緒不安定な末っ子の布由子。その布由子が好きな自殺した詩人、エセーニン。命がけで学生運動している三女の亜紀子。年老いていく父ー。ケイの風貌も一歩まちがえれば、死人のよう。みんなどこかで、「死」と隣り合わせ。だからこそ、「生」がかがやく、というわけか。

この本を読むと、奈津子のエネルギッシュさに、こっちも元気がでる。ついでに、私が一番、似ていると思うのは布由子。また、「布由子」の章もよみかえそうかなあ。

音楽三昧

2003年2月23日
今日は、昨日借りたCDを聞きまくった。

☆「TOP OF THE POPS」(桑田圭祐)
 「波乗りジョニー」も「白い恋人」も良いけど、「月」や「ヨイトマケの唄」が良かった。桑田圭祐の歌い方って、こういう昭和歌謡っぽいものが一番しっくりくるような気がする。「ヨイトマケの唄」は三輪明宏が歌っているのをぜひとも聞きたい。

☆「almost seventeen」 (Crystal Kay)
 ほんまに、16歳?ってくらい、歌うまい。最初の女の子が「らっぷではじまるけど、これはくりすたるけいのしいでぃです☆」っていうのがすごくかわいかった。くつろぐときに、BGMとしてかけとくのがいいかな。

☆「どこかで聴いたクラシック〜J.S.バッハ〜」
 昨日、すごくクラシックが聞きたくて、何にしようか迷ったけど、なぜかバッハが気になったので借りた。朝、お風呂に入りながら聞いたけど、もう、休日の朝から半身浴しながらバッハ聴くなんて、なんと贅沢なことだろう!!私って何者?(笑)クラシックはやはり気分が落ち着く。体調悪いし、気分がめいっていていたけど、元気を取り戻した。

しかし、3枚ともジャンルバラバラ・・・

そして、今日はMTVで平井堅のアンプラグドライブを見た。最初「君が代」を歌ってびっくり。何か、違う曲に聞こえる・・・。平井堅はやっぱり歌上手。中でも素晴らしかったのは、ニベアと歌ったスティーヴィー・ワンダーの歌。すごいすごいすごい。感動した。オーディエンスの反応も、歌が終わったあと、しばらくシーンとして、その後、すごい満足そうな顔で拍手していたから、生で聞いたらもっと感動したんだろうなあ。ああ、ケーブル入ってよかった・・・。
今日は東映チャンネルで「超人機メタルダー」を見た。

小さいころから、テレビっ子で、戦隊ものとかヒーローものとかよく見ていたんだけど、私にとって、強烈なインパクトを残してくれたのが、この「メタルダー」。語りだすととまらなくなるので、要点だけかいつまんで、今日は語るよ。

まず、私がテレビで初めて泣いた番組。とにかく、最終回が悲しくて悲しくて・・・。まだ、そこまでは放映されてないので、ちょっとふせておくことに。でも、最初のほうのストーリーのところでも、実は泣いてたりする。

「メタルダー」のすごいところは、やっぱり敵の魅力かな。ボスキャラは、表の顔は巨大企業の会長で慈善家(!)。それから、4つの軍団があって、それぞれの軍団に階級(それも10くらい!!)があって、作戦を成功させれば、出世や恩賞につながり、失敗すれば、降格や処罰が下される。そして、たくさんの敵キャラの登場にも関わらず、それぞれに個性が強くって、深いエピソードがつけられている。はっきりいって、メタルダーよりも魅力的。

で、メタルダーのほうは、自分がなぜ生まれてきたのか、もわからない。だから、最初はいきなり負けるし。でも、だんだんと「人間」に近づいてくる。戦いを通じて、敵を通じて、仲間と触れ合うことで。ついでに、武器をいっさい使わず肉弾戦で戦う。あと、基本的に一人で、複数の敵と戦うのも、今の特撮と違って、おもしろいなあ。

内容はかなり濃い。でも、当時はその「大きなおともだち」むけが災いして、視聴率が悪くて、途中で路線変更になり、打ち切りに近い形になってしまった。当時、私は小2だったけど、すごい好きだったし、覚えているエピソードも、路線変更前のものばっかり。ついでに、うちの妹も。そして、何よりも主題歌が好きだった。子供心に感動した。

OP「君の青春は輝いているか」

作詩/ジェームス三木
作曲/三木たかし
編曲/田中公平

歌/佐々木功

1 君の青春は 輝いているか
  ほんとうの自分を
  隠してはいないか
  君の人生は 満たされているか
  ちっぽけな幸せに 妥協していないか
  宇宙全体よりも 広くて深いもの
  それはひとりの 人間のこころ
  愛が欲しければ 誤解を恐れずに
  ありのままの自分を 太陽にさらすのだ

ちょっと、しぶい姉妹だな(笑)。だって、メタルダーの名前も、技の名前も入ってないのは、当時珍しい。今でも、心にズンっときて、色々考えてしまう。

今日の放送では、メタルダーが基地を破壊されて、帰るところがなくなちゃったよー。まだ、最終回まで三話もあるのに。やっぱり、ハードな作品だ。

乱筆ご容赦ください。
興味がある人は、他のサイトのほうが詳しいんで、検索してみてね。
「八月のクリスマス」
■キャスト
ジョンウォン ハン・ソッキュ
タリム シム・ウナ

■スタッフ
監督 ホ・ジノ
脚本 オ・スンウク/シン・ドンファン/ホ・ジノ
音楽 チョ・ソンウ

1998年/韓国作品

写真館を営む青年ジョンウォン(ハン・ソッキュ)は、病に冒され死を宣告されているが、取り乱すことなく、暮らしている。写真館には、好きな女の子の写真を引伸しにくる小学生や、口うるさいおばさんでにぎわっている。駐車違反取締官のタリム(シム・ウナ)も、違反車の写真を現像するために店にやってくる。タリムは穏やかなジョンウォンに親近感を感じ、デートを重ね、惹かれる合う。だが、いよいよ死期が近付いていると悟ったジョンウォンは、タリムの前から姿を消して・・・

また韓国映画で、せつないラブ・ストーリーを見た。不治の病におかされているジョンウォンと、明るくて元気なタリムの話なんだけど、実は、大した進展はないんだよね。(笑)ただ、何回か会って、心を通わせて。でも、お互い「好き」とか「愛してる」とは言わないんだよね。ずっと、心に秘めたまま。結局、タリムはジョンウォンが病気で、死んだことも知らないままなんだけど、淡々とした展開のせいか、あまり「悲劇」って感じではなかったな。無理に泣かせようという演出もなかったし。今、「高校教師」では、藤木直人が、死を目前にして、悩んで、ときどき、慟哭したりしてるけど、あんな見ていて痛々しい感じではなく、「え?この人病気なの?」ってくらい、普通に生活している感じ。でも、ところどころに、さりげなく死への恐怖も描かれていて、(たとえば、夜中に雷が鳴って、怖くなってお父さんの布団にはいっちゃったりとか。)それが、かえってジョンウォンの内に秘めてある、孤独とか寂しさ、死への恐怖がよく伝わってきた。それから、ジョンウォンが写真屋ってところもよかった。自分で自分の葬式用の写真とるところなんか、本当に悲しかった。ラストに、タリムの写真が店のガラスに飾ってあることで、ジョンウォンのタリムへの愛が、はっきりわかるというのもよかったなあ。ハン・ソキッシュは「シュリ」のときはめちゃめちゃかっこよかったけど、今回は普通の人(笑)。でもでも、その普通っぽさがかえってよかったりする。全体的には、二人の愛やジョンウォンの死をべらべらしゃべったり、大仰な演出なしで、さりげなく表現しているところが、余計にこの映画をピュアなラブ・ストーリーに仕上げていると思う。



「イル・マーレ」

2003年2月18日
最近みた映画でおすすめをひとつ。

「イル・マ−レ」
■キャスト
イ・ジョンジェ
チョン・ジヒョン 他

■スタッフ
監督 イ・ヒョンスン
脚本 ヨ・ジナ、イ・ヒョンスン
音楽 キム・ヒョンチョル

2002年/韓国作品

話は、1999年にいる女の子が、前住んでいた家(イル・マーレと呼ばれている)に手紙を出す。しかし、その手紙は、最初にこの家に住んだ男性(彼は1997年の人)に届く。二人は最初は戸惑っていたが、手紙を交換し合ううちにだんだん惹かれあって・・・という感じ。話の筋は岩井俊二の「LOVE LETTER」、映像的には「イル・ポスティーノ」(二つともとてもよかった!!)を足した感じと思った。ちなみに、「マーレ」とは、「海」の意味で、イル・マーレは、海の中にある家。だから、海の映像がとても多いのだけれど、「イル・ポスティーノ」がイタリアの夏のギラギラした海、まぶしい青い青い海ならば、こちらは、冬のどんよりとした、静かで、少し物憂げな感じの、でも、澄み切ったきれいな海が舞台。音楽もきれいで、話を盛り上げていた。普通に考えると、2年の時を越えて恋愛するんだから、逢うことはできないし、ましてや声ですらきけなくて、でも、手紙をもらえばうれしいし、お互いがかけがえのない存在になっていって・・・これから、ふたりはどうなるんだろう?って、どう考えても、成就しそうにないから、とても、せつなかった。でも、女の子がちょっと自分勝手で、むかついたところもあったけど。ラストは感動して、ちょっとうるうるきてしまった。その日は、なんか虚しい気持ちだったんだけど、こんなピュアな映画みたら、心がすっかり洗われた感じがした。あと、無性に誰かに手紙を書きたくなった。まあ、時を越えることはないだろうけど。(笑)

ちなみに、主人公の女の子は「猟奇的な彼女」です。なんか、大人っぽいなあ。



「センセイの鞄」

2003年2月16日
原作:川上弘美
出演:小泉今日子、柄本明他
70代の元高校教師「センセイ」と、その教え子「ツキコ」が、偶然飲み屋で出会い、何度も一緒に飲むうちに、じょじょに恋愛へと発展していく・・・。

WOWWOWで放送されたドラマ。原作すごい読みたかったのでとても楽しみにしていた。

CMでは「あわあわと」とすごく宣伝してたけど、私はあんまりそんな感じしなかったな。(原作読んだら、そんな感じかもしれないけど。)二人が叙叙に惹かれあっていくさまは、ほほえましいくらい。でも、「センセイ」が「ツキコ」に「私はあとどれくらい生きられるのか?」と聞いたときはせつなかった。二人の関係は、ずっと長く続いていくようなほんのりあたたかい愛なんだけど、このセリフ聞いたとき、ああ、やっぱり恋愛って一瞬のものなのかなって思った。

でも、この二人の関係、とてもいい。私も恋愛するには、このくらいの感じがいいなあ。(でも、30歳上はちょっと・・・)

食べれない・・・

2003年2月13日
月曜から、日記を更新しなかったのは、実は原因不明の腹痛に襲われているからだ。

月曜、同期の子らと夕飯を食べ、家に帰り、9時ぐらいまでは元気だった。でも、9時半くらいになってから、急に寒気が止まらなくなって、布団に入ってもまだ寒い。ようやく、立ち上がって体温計をとり、熱を測ったら、なんと38度!!腹痛も起きるし、でも、なぜか吐き気だけはしない。食あたり?それともインフルエンザ?おかげで、次の祝日は一日寝てることに・・・。しかも、病院どこも開いてないし!!でも、幸いなことに、熱はすぐ下がった。

そして、水曜。たまに腹痛はするものの、熱はないので、会社にいった。まあ、忙しくて、休めないんだけど・・・。会社終わったあとに病院いったけど、血液検査の結果はまた来週。あー本当に何なんだろう?薬も飲んでるけど、やっぱり腹痛はするし・・・。

なによりも食欲がない。ご飯たべてもすぐおなかいっぱいに。おかげでやせれたけど、明日はバレンタイン。会社でケーキ食べるのにー!!

最近見たい映画

2003年2月9日
最近見たい映画は「猟奇的な彼女」「黄泉がえり」そして、めざましテレビで紹介されたアメリカの銃社会を批判した映画。

「黄泉がえり」は梶尾真治の原作をリアルタイムで読んでたんだけど、もうけっこう内容忘れちゃったなあ。関西でも公開延期してくれているのなら、ぜひ見に行きたい。梶尾真治もすきだけど、(大学の授業も受けてました。)草なぎ剛が好き。だから、今一番おもしろいと思うのは「僕の生きる道」だ。内容的にもやっぱり、いろいろ考えさせられるし、谷原章介や大杉漣、小日向文世という私の好きな俳優さんたちがワキを固めているのもいい。それに、スマップの主題歌もいいしね。でも、スマップ、もうちょっと歌うまくなってほしいよ・・・
「高校教師」今まで展開としては、いい感じだったのに、何か今日ので一気に冷めた・・・。

成宮寛貴(役名忘れた)に、あんな役割させなくてもいいのに。あの、アナーキー集団はいらない。はっきりいって、話のジャマ。先生と雛に絞ったほうがいいのに・・・。それにしても、ソニンって、やっぱりお色気系キャラになってきたなあ。結構、よかったんだけど。

それにしても、雛みたいな女子校生っていまどきいるのかなあ?だって、今風のメイクして、髪も染めてんのに、前の「繭」みたいな言動しちゃって。ほんとにいたら、「ぶりっ子」「うざい」とか言われてそう。
今日は「メメント」を見る・・・予定だった。しかし、すごーい眠気に襲われて、見事に寝てしまった。気がついたら、エンドロールが・・・。ああー・・・。また、この次の機会にしようっと。

眠いので今日はもうこれまで。

「里見八犬伝」

2003年2月2日
今日からこの日記には、映画の感想を書いていこうと思う。(もしかしたら、違うのも入ってくるかもしれないけど、そこは大目に見てね。)

この間、夜中にあってた深作欣二監督の「里見八犬伝」を録画したので見てみた。
この作品ね、私にとってとても思い出深いもの。それは、保育園のころ、夏に保育園にみんなお泊りする日があったんだけど、そのとき、必ずといっていいほど、「風の谷のナウシカ」と「里見八犬伝」のビデオをみせてくれた。みんな、わーわー言ってみていたなあ。

で、大人になってからは初めて見たんだけど、20年前の作品だけあって、みんな若い、若い。寺田農はほんとうに分かんなかった。(声でようやく気づいたが。)あと、京本正樹!お化粧ばっちり、ビジュアル系(笑)。彼は、当時、こんなイメージだったねえ、そういえば。個人的には、志穂美悦子がきれいでかっこよかった。

ストーリーは、もうつっこみどころ満載(笑)。現八(ギャバン)が新兵衛(真田広之)を八犬士のところに連れて行くところなんか、「現八、今まで玉梓(敵)側だったのに、そんなに簡単に寝返れるの? おまけに捕らわれていた新兵衛をどうやって連れ出したの?」って感じ。(もしかしたら、その部分、カット?)あと、結構、死に方とか、えぐい。首もすっ飛ぶし。八犬士の死に方も、全身に矢がささったり、石になったり(←何でやねん!!)、人間爆弾になったり・・・。ちょっと、これは、夜中じゃないと無理かも。

アクションはスピード感あってよかったなあ。昔のものだから、技術とかは仕方ないにしても。これは、やっぱり、出演者がアクション得意な人多いせいだね。とくに、千葉真一は、さすがだなあ。ある意味、彼が主人公?

あと、衣装もきれい。玉梓たち敵方は、絢爛豪華で、美しいんだけど、この世のものでない不気味さもよくでてたな。信乃と浜路のシーン(夜桜!!)も幻想的で美しい。これを見たら、ジュリーの「魔界転生」も見たくなった。

残念なのは、玉梓の血の池入浴シーンがカットされていたこと。これはね、子供のときみてたとき、ここでみんな「きゃー、えっち」って騒いでたんだよね(笑)。全裸になってたわけじゃないんだけど、玉梓演じていた夏木マリが妖艶だったからだと思う。怖かったけど、同時にすごい色っぽかったもん、夏木マリ。

童心に返ることのできた作品でした。

以下、データ。
「里見八犬伝」(1983)
監督・脚本: 深作欣二 製作: 角川春樹
原作・脚本: 鎌田敏夫 撮影: 仙元誠三
特撮監督: 矢島信男 音楽: NOBODY
出演: 薬師丸ひろ子/ 真田広之/ 千葉真一
寺田農/ 志穂美悦子/ 京本政樹/ 大葉健二
福原拓也/ 苅谷俊介/ 目黒祐樹/ 夏木マリ
萩原流行/ 浜田明/ ヨネヤマママコ/ 汐路章/ 岡田奈々 

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